こんにちは。サンキャリア代表の田村です。
本日は『インターンシップを会社で行う上でのポイントや注意点➀』についてお話していきたいと思います。
社内での新卒採用を促進する事や組織の活性化、そして新事業のアイデア等を取り入れていく上で、インターンシップを社内で行っていきたいという会社様は増えてきているかと思います。
私事となりますが、私は大学在学中にバングラデシュ企業向けのコンサルティングを行う日本企業でインターンシップを経験し、その後バングラデシュの製造業の視察や情報収集等のバングラデシュ現地でのインターンシップも合わせて経験しました。
「会社はどのように事業活動の資金を得ているのか?」
「会社員は日々どのように活動しているのか?」
「会社で必要とされる人はどのような人なのか?」
等々、全ての事柄を完璧にインターンシップ期間に理解できなかったとしても、上記のような問いを自分自身の問題意識として考える機会を持てた事は、大学在学期間にインターンシップを行えた事での大きな収穫だったと思います。
このような私の経験からも、大学在学中の学生の皆さまには今後の自身のキャリア設計の為にもぜひインターンシップを行っていただきたいと個人的には思っております。
本日は、そのようなインターンシップ生を会社で受け入れていく際にはどのような事に注意すれば良いのか、また会社としてインターンシップをうまく活用していく為にはどのような点に配慮すれば良いのか等をお話をしていきたいと思います。
私自身インターンシップを経験した事がある事や、その後社労士となって、インターンシップを受け入れる企業様の人事労務管理のコンサルティングを行っている事から、インターンシップを体験する側、受け入れる側双方の考えをくみ取った具体的な話としてお話する事が出来ればと考えております。
【インターンシップを行う事でのメリット(体験側)】
まずは、インターンシップを体験する側のメリットをお話していきたいと思います。メリットとしては以下が考えられるかと思います。
➀社会人としてやっていきたい事が明確になる
②在学中に取り組むべきことが明確になる
③自分に向いている会社を見極められるようになる
以上3点が大きく挙げられます。
まず➀ですが、インターンシップを経験する事で卒業後に本格的に取り組んでいきたい事が明確になる事がメリットとして挙げられます。インターンシップ中には様々な部署での活動を見学させてもらったり、また一緒にインターンに取り組む学生たちとの交流を持ったりすることが出来ます。
実際に社会人として活躍する方の姿を目にする事で、自分が働きたい理想の姿を具体的にイメージする事が出来ます。そして、一緒にインターンシップに取り組む他の学生達と意見交換をする事で、自分と違う他の視点や考えを吸収する事で自分自身の「社会人像」を具現化出来る点でも非常にメリットがあると思います。
次に②ですが、卒業後の社会人像を具体的に想像出来るようになることで、在学中に何を行っていくべきかをより深く考え、その目標に対して具体的に行動するべき事は何かを明確に発見出来るようになる事がメリットとして挙げられます。
例えば勉学に励みながらアルバイトをしていた学生の方も、他の企業でのインターンシップを経験する事で、今のアルバイトでの業務に関して、より創意工夫を凝らして仕事が出来るようになったりします。
何の目的の為に勉強をするかが自分自身で具体的に分かれば、その目的を遂行する為に必要な情報収集を過不足なく行う事が出来る等、自分自身のキャリア設計を行う上で最短距離で行動する事が出来るようになると思います。
本日は『インターンシップを会社で行う上でのポイントや注意点➀』についてお話させて頂きました。次回も続編をお話していきたいと思います。
執筆者:田村陽太(社会保険労務士)
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、海外駐在員や外国人社員等のグローバルに働く社員が輝ける職場づくりを人事面からサポートしたいという想いで、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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